保育園・幼稚園の運動会スローガン例文|子どもに伝わる言葉の選び方

保育園・幼稚園の運動会に合うスローガンを探していて、「かわいいけれど、子どもに伝わるかな」「毎年似た言葉になってしまう」と迷うことはありませんか。

選ぶ手がかりは、運動会で楽しんでほしいことです。体を動かす、友達と力を合わせる、親子で遊ぶ。中心にしたいことが決まると、言葉も選びやすくなります。

ここでは、運動会のねらいに合わせたスローガン例文と、子どもに伝わる言葉の選び方、園らしくアレンジするヒントを紹介します。

保育園・幼稚園の運動会に使えるスローガン例文

まずは、運動会全体に使いやすい例文を紹介します。園児が声に出す合言葉にするのか、看板やプログラムに掲げるのかも考えながら選んでみてください。

元気に体を動かす楽しさを伝えるスローガン

走る、跳ぶ、踊るなど、さまざまな運動を楽しむなら、動きが思い浮かぶ言葉や、弾むような響きが合います。

  • はしって とんで えがおでゴール
  • げんきにいこう! よーいどん!
  • おもいきり からだをうごかし たのしもう
  • かけっこも ダンスもみんなで たのしもう

かけっこを中心に、元気な雰囲気を出したいなら「はしって とんで えがおでゴール」。ダンスや体操も含めて楽しさを表すなら、「おもいきり からだをうごかし たのしもう」が候補になります。

「げんきにいこう! よーいどん!」は短く、開会式の掛け声にも使いやすい表現です。先生が前半を呼びかけ、子どもたちが「よーいどん!」と返す使い方もできます。

友達と一緒に楽しむスローガン

友達を誘う気持ちや、協力する楽しさを表したいときは、「いっしょ」「ともだち」など、普段から使っている言葉を生かします。

  • いっしょにやろう いっしょにわらおう
  • ちからをあわせて さあいくぞ!
  • ともだちと いっしょにえがおの うんどうかい

「いっしょにやろう いっしょにわらおう」は、友達を遊びに誘うような、やわらかい呼びかけです。競争だけでなく、みんなで踊ったり運動遊びを楽しんだりする行事にも合います。

リレーや大玉転がしなど、協力する競技を大切にするなら「ちからをあわせて さあいくぞ!」。同じ「友達と楽しむ」でも、一緒に過ごす喜びを表したいのか、力を合わせる意気込みを表したいのかで選べます。

「やってみよう」の気持ちを応援するスローガン

新しい競技に挑戦したり、練習してきたことを披露したりする運動会には、子どもたちの意気込みを表す言葉も向いています。

  • どきどき わくわく さあいくぞ!
  • やってみよう ちからいっぱい さいごまで
  • みていてね ちからいっぱい がんばるよ

「どきどき わくわく さあいくぞ!」は、楽しみと緊張が入り混じる気持ちを表したもの。初めての運動会にも、少し難しい種目に挑む場面にも重ねられます。

「みていてね ちからいっぱい がんばるよ」は、子どもから見に来た人への呼びかけです。年長児が練習の成果を見せる運動会などで、看板やプログラムに掲げると、その日の意気込みが伝わります。

頑張る気持ちを中心にするか、参加する楽しさを中心にするかは、当日の内容に合わせて選びましょう。

親子で参加する楽しさを表すスローガン

親子のふれあいが中心なら、一緒に参加する大人も含めた言葉にすると、行事の雰囲気が伝わります。

  • おやこでわくわく よーいどん!
  • てをつなごう いっしょにあそぼう
  • おとなもこどもも えがおいっぱい

手をつないで歩いたり、ふれあい遊びを楽しんだりする内容なら、「てをつなごう いっしょにあそぼう」が合います。祖父母なども参加する行事には、「おとなもこどもも」という表現も使えます。

親子競技が一種目だけの場合は、園全体には広い意味のスローガンを選び、親子向けの言葉はその競技の紹介に使うとまとまります。

子どもに伝わる運動会スローガンの選び方

ひらがなにするだけでなく、聞いてわかる言葉を選ぶ

「団結」「挑戦」「全力」は、大人には意味が伝わりやすい言葉です。ただ、ひらがなに直しただけでは、園児にとってわかりやすくなるとは限りません。

伝えたいことを、普段の呼びかけに近い言葉へ置き換えてみましょう。

伝えたいこと言い換えの例
団結・協力ちからをあわせて/いっしょにやろう
挑戦やってみよう/さあいくぞ
全力ちからいっぱい
達成する喜びできた!/やったね!

例えば「みんなで団結しよう」なら、「ちからをあわせて」のほうが、友達と大玉を押したり、一緒に物を運んだりする姿に結び付けられます。

園で普段から使っている言葉は、そのまま生かして構いません。子どもたちに説明するとき、身近な遊びや動きに結び付けられるかが一つの目安です。

参加する年齢と、スローガンの使い道を考える

乳児から年長児まで参加する運動会では、楽しみ方も取り組む内容も異なります。園全体のスローガンは、「体を動かす楽しさ」「一緒に遊ぶ喜び」など、共通する部分から考えると選びやすくなります。

年長児の演技や競技には、練習してきたことや、子どもたち自身の目標を表す合言葉を別に付けてもよいでしょう。一つの言葉に、すべての学年のねらいを詰め込む必要はありません。

また、園児が唱えるなら、聞いて覚えやすい短さが大切です。看板やプログラムに掲げるなら、「みていてね ちからいっぱい がんばるよ」のように、保護者へのメッセージになる言葉も選べます。

乳児を含む行事では、全員が理解して唱えられることを必須にせず、先生や保護者がどんな気持ちで参加するかを伝える言葉として考えられます。

声に出して、言葉の区切りを確かめる

園児が唱えるスローガンは、実際に声に出して確認します。途中で息が続かない、後半だけ覚えにくい場合は、伝えたいことを絞りましょう。

例えば、「みんなでなかよく ちからをあわせて えがおいっぱい さいごまでがんばろう」では、いくつもの願いが並んでいます。

協力することを中心にするなら、「ちからをあわせて さあいくぞ!」と短くできます。

「いっしょにやろう いっしょにわらおう」のような繰り返しも、言葉の調子を整える方法です。文字数だけで判断せず、無理なく区切れて、口にしやすいかを確かめてください。

園らしいスローガンにアレンジするヒント

運動会のテーマに合わせて言葉を変える

冒険や電車など、運動会のテーマが決まっている場合は、その世界観を取り入れると、競技や飾り付けとのつながりが生まれます。

例えば、元の候補を次のように変えられます。

元のスローガンテーマに合わせたアレンジ
げんきにいこう! よーいどん!電車のテーマなら「げんきをのせて しゅっぱつしんこう!」
ちからをあわせて さあいくぞ!冒険のテーマなら「ちからをあわせて ぼうけんだ!」

電車の例では、元気に始める気持ちを残しながら、「よーいどん」を「しゅっぱつしんこう」に変えています。冒険の例では、協力するという中心の意味はそのままです。

何を伝えたいかを残して、テーマに関わる言葉を入れ替えると、まとまりを保ちやすくなります。

園名やクラス名を入れたい場合も、完成した文に付け足し続けると長くなります。スローガンとは別の行に名前を置く方法も考えてみてください。

普段の遊びや子どもの言葉を生かす

運動会に特別なテーマがなくても、子どもたちの普段の会話にヒントがあります。

「いっしょにやろう」「みててね」「もういっかい」。こうした言葉から、何を楽しみにしているのか、どんな気持ちで取り組んでいるのかが見えてきます。

例えば、「みててね!」という声を生かすなら、「みていてね ちからいっぱい がんばるよ」と整えられます。元の呼びかけを残しているので、子どもたちの気持ちから離れにくい表現になります。

言葉を集めるために、全員で一から話し合う必要はありません。遊びの中で聞こえた声や、「運動会で何が楽しみ?」への答えから、一言を拾う方法もあります。

毎年違う言葉にしようと考えるより、今年の子どもたちが夢中になっていることに目を向けると、園らしい候補が見つかります。

看板・プログラムに載せる前に確認したいこと

ひらがなのスローガンは、言葉のまとまりごとに空白や改行を入れると読みやすくなります。

例えば、はしってとんでえがおでゴールと続けるより、

はしって とんで
えがおでゴール

と区切ると、読むときの調子もつかめます。看板の幅に合わせる場合も、言葉の途中で改行しないようにしましょう。

保護者に伝えたい思いがあるときは、スローガンを長くせず、プログラムに紹介文を添える方法があります。

どきどき わくわく さあいくぞ!

この言葉の下に「初めてのことにも挑む子どもたちの姿を、温かく見守ってください」と添えれば、子どもが口にする言葉と、保護者への説明を分けられます。

採用後は、看板やプログラムで表記をそろえます。飾り付けの中でも言葉が見やすいか、空白や改行の位置は自然かを確認しておきましょう。

園の運動会に合う言葉を選ぼう

保育園・幼稚園の運動会スローガンは、子どもたちが普段使う言葉でも十分に作れます。「いっしょにやろう」「みていてね」といった一言にも、楽しみや意気込みが表れます。

候補に迷ったら、今年の運動会で大切にしたいことを一つ選んでみてください。体を動かす楽しさ、友達との協力、親子のふれあい。中心が決まれば、園に合う言葉も絞れます。

気に入った例文は、そのまま使っても、普段の遊びや子どもたちの声を取り入れても構いません。当日、子どもたちにかけたい言葉を思い浮かべながら、運動会を楽しみにできる合言葉を選んでみましょう。